2020年2月23日日曜日

はじめまして 第2弾


自己紹介 


ドイツからこんにちは。そらまめと申します。2019年秋から、8歳年下の夫・エダマメとお腹のベビーくんとここドイツで暮らしています。

妊娠時の年齢は40歳、出産時には41歳になります。不妊治療1年、3回目の顕微授精で初めての妊娠が叶った初産・高齢妊婦です。

子供を持つことについて 


心のどこかで「いつか子供ができたらなぁ・・・」とぼんやり淡い夢を抱いていたものの、マイペースな私たち夫婦は「自分たちのペースでゆっくり行こう。子供がいる人生も幸せだし、子供がいない人生も幸せなんだから」とのんびり構えていました。しかし気づけば、は39歳に 

現実を知り、不妊治療を決めた


年齢のタイムリミットに加え、もともと子宮内膜症持ち。チョコレート嚢腫は腹腔鏡手術後に再発。卵管も狭い。AMHも下がってきている。

受け入れがたいけれど、体は確実に変化していたのです。このままじゃ自然妊娠は無理だ。。。現実を目の当たりにし、ひっそりと抱いていた儚い夢に終止符を打ちました。

自然妊娠が不可能となると、あとの手立ては不妊治療です。「医療の力を借りてもいいよね。やるだけやってみよう」と夫と決心し、結婚5年目でようやく不妊治療に踏み切りました。 

現代では日本人カップルの「6組に1組」が不妊に悩んでいるそうですが、まさか自分たちが不妊治療に足を踏み入れることになるとは思ってもみませんでした。
 

不妊治療:私たちの場合


不妊治療というと、一般的に「タイミング法→人工授精体外受精・顕微授精」と順番にステップアップしていくことが多いと思います。私たちも自己流のタイミング法で様子を見た時期もありましたが、クリニックでの本格的な不妊治療は「体外受精・顕微授精」からスタートしました。

飲み薬・注射・ブセレキュアなどで卵巣刺激をしても卵が十分に育たず、採卵を諦めた周期もありました。運よく採卵できても2個、多くて3個という状況。受精後は50/50の確率で成長が止まってしまい、移植までたどり着ける分割胚は1個。グレードもCやDなど低いものでした胚盤胞まで育ったことはなく、凍結保存できる分割胚も残らないので、毎回振り出しからのスタートでした。ですので、これまでの治療歴としては、採卵3回+移植3回です。

1回目は体外受精と顕微授精の両方で試しましたが、顕微授精の方が私たちの場合結果が良いことがわかり、2回目以降は全て顕微授精を施してもらいました。

治療を続けるかどうかの悩み


顕微授精に2回チャレンジしたけれどかすりもせず、3回目をどうするか悩みました。ドイツへの引越がどんどん迫ってきており、引越のドタバタの中で治療をするのは得策ではないのではないか。。。だとすると今がやめ時なんじゃないか。。。そんな思いも頭をよぎりました。

ドイツにおける不妊治療は、女性の年齢が40歳以下であれば公的健康保険が適用され、治療費の自己負担は半額で済むそうです。しかしすでに40歳になっていた私にとって、ドイツで一から不妊治療にチャレンジすることは現実的ではありませんでした。ですから、日本での3回目の顕微授精が実質、最後のチャレンジになります。

夫と共に「子供は持たず2人で生きていく人生」も思い描きながら話し合いました。あと1回チャレンジしてみてもいいんじゃない?」夫の後押し&サポートがあり、「これで最後だ!」という思いで3回目の顕微授精を受けました。ドイツへの引越2週間前に移植をするという、まさに崖っぷちのタイミングでした。 

日本からドイツへ 

日本のクリニックで妊娠がわかった翌日、夫の仕事の関係でドイツへ引っ越してきました。妊娠4週目、胎嚢・心拍確認前のことです。ドタバタの引っ越し劇を乗り越え、なんとかドイツに辿り着いたのは良いものの、2人ともドイツ語は話せないし、こっちで頼れる人もいません。絶賛・すべてが手探り中です。 

慣れない環境での新しい生活と初めての妊娠。ましてや不妊治療で授かった高齢初産妊婦ですから、お腹のベビーが元気に産まれてきてくれるまでは不安も伴います。しかしその反面、「あの嵐のような引越を乗り越えてくれた、ストレスに強いベビーくんだ!」と思うと、彼の生命力に絶大な信頼を置いている自分もいます。

ブログを始めようと思った理由


新天地・ドイツでなんとか新しい生活をスタートした私たち夫婦。ドイツでの妊娠・出産・子育てについて情報収集をする際に、ドイツ在住・日本人ママさんたちのブログが大変参考になりました。貴重な情報をシェアくださり、本当にありがたい限りです。そんなわけで私たちも「誰かのお役に立てたらいいなぁ〜」と思い、おこがましいですが、このブログを始めました(「ドイツ学習記事」は別ブログで2019年5月から夫が書いていましたが、2020年3月妻のブログにドッキングさせました)。

出産予定日まであと100日


出産予定日まであと「100日」という今日から、日本での不妊治療経験や、ドイツでの妊娠生活、出産準備、40代での初産・高齢出産、子育てについて書き留めていけたらと思っています。これから夫婦+ベビー共々よろしくお願いします。





おすすめの本「卵子老化の真実」


もし私たち夫婦が妊娠に関する正しい知識を兼ね備えていたら、もう少し早い段階で妊活をスタートできていたかもしれない。。。と、あとの祭りながら思います。 

夫も私も「妊よう性」(=妊娠のしやすさ)についての理解がなく「いつか子供ができるだろう。いつでも子供ができるだろう」と楽観的にとらえていました。その結果、39歳からの不妊治療スタートとなりました。

今すぐにとは言わなくとも将来的に子供が欲しいという方がいらっしゃいましたら「卵子老化の真実」という本をおすすめしたいです。少し怖いタイトルですが、妊娠、出産、子育てに関する情報がぎゅっと凝縮されています。



私は不妊治療を始めてしばらくしてから読んだのですが、実際には「もっと早く出会いたかった〜。知識として持っておきたかったな〜」というのが正直な感想でした。晩婚化も進んでいるので一概には言えませんが、興味をお持ちの方は一読の価値があると思います。

「体は年齢とともに変化し、妊娠できる可能性も低くなる」ということをしっかり把握できていれば、婦人科検診に行くなりブライダルチェックを受けるなり、できることがいろいろあります。将来の選択肢もグッと広がるはずです。







ありがとうございます!
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